JAIMAについて

ご挨拶

会長 足立 正之
会長 足立 正之

一般社団法人日本分析機器工業会(Japan Analytical Instruments Manufacturers' Association:JAIMA)は、分析機器に関する技術の向上と分析機器産業の高度化を通じて、科学技術の発展を図り、日本経済の発展と国民の文化的生活向上に寄与することを目的として、1960年に設立されました。設立から66年を迎えた今日、年頭にあたりあらためてJAIMAの存在意義と将来への展開を見つめ直し、社会の持続的な発展に貢献していきたいと考えております。

2025年は、地政学的リスクやエネルギー問題など不確実性が続く一方で、生成AI、量子技術、新エネルギー分野をはじめとする科学技術の進展が、社会に確かな希望をもたらした一年でした。とりわけ、日本人研究者によるノーベル賞受賞は、我が国の科学技術力の高さを世界に示すと同時に、その研究を支える分析・計測技術の重要性をあらためて浮き彫りにしました。

JAIMAは、科学技術を支える産業団体として、文部科学省が進める研究基盤刷新に関する政策検討に対し、業界の立場から提言を行ってまいりました。その結果、先端的装置の開発・導入や、AI for Scienceに対応した高品質な研究データの創出・活用を目的とする研究基盤刷新事業(EPOCH)が、今年度補正予算に盛り込まれました。今後も分析機器業界としての責任と役割を果たしてまいります。

分析機器業界は、こうした追い風のもと堅調な成長を維持し、国内のみならず輸出を通じてグローバルに存在感を高めています。一方で、国際情勢や貿易環境の変化には引き続き注意が必要であり、業界としての結束と戦略的な対応が、これまで以上に求められています。

JAIMAは、「分析の力」を社会に届ける産業団体として、技術革新の促進、人材育成、国際連携を軸に活動を展開してまいりました。標準化やDXの推進、若手技術者の育成、産学官連携の強化などを通じ、社会課題の解決に貢献することが、私たち工業会の重要な使命であると考えております。

今後もJASISをはじめとする諸事業を通じ、分析機器産業の価値を国内外へ発信してまいります。2026年もJAIMAは、会員の皆様と力を合わせ、「分析が創る持続可能な未来」に向けて挑戦を続けてまいります。引き続き、皆様のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。