JAIMAについて

ご挨拶

年頭所感

会長 栗原 権右衛門
栗原権右衛門会長

新年あけましておめでとうございます。日本分析機器工業会の栗原権右衛門でございます。

昨年は、最大のイベントであるJASIS 2016の開催を始め、生産性向上設備投資促進税制への対応、JAIMAサマーサイエンススクールを始めとするセミナーや講演会、海外関連団体との交流、環境物品交渉の自由化品目情報を提供など、様々な事業に皆様と共に取り組んでまいりました。改めてJAIMAへのご期待を実感するとともに、その責任の重さを再認識しているところでございます。

我が国を取り巻く経済状況に目を向けますと、昨年初頭からの円高傾向が英国のEU離脱により加速されたかと思うと、米国大統領選挙でトランプ氏が選任されるや大方の予想に反し円安、株高傾向に反転するなど、これからも予測し難い不安定な状況が続くことが懸念されます。

一方、分析機器業界の動向は、生産高、輸出高ともに順調に推移しており、JAIMAの統計報告をみても、医用検査機器を中心に輸出が好調を維持するなど順調です。

私は、このような状況の中、JAIMAが更に発展し、皆様にとって価値の高い工業会に進化していく事が何より重要だと思っております。

中でも当工業会の最大事業であるJASISの成長は大きなテーマです。 JASISは装置だけではなくソリューションを紹介することが益々重要になって来ました。
そこでJASIS 2016では新企画として「オープンソリューションフォーラム -テーマ別新技術説明会-」を開催いたしました。
分析機器のアプリケーションはナノマテリアルや電池などの材料分野、環境分野、そして食品分野など、あらゆる分野に展開されています。その分野に適した多様な分析ソリューションを得たいと思っている来場者は多く、そのニーズに応える為の新しい試みです。「素材・材料の開発と品質管理が、我が国のものづくり競争力を支える」をコンセプトに、「環境浄化製品」「健康・機能性食品」「自動車」の3分野における、機器分析の課題とソリューションについて紹介いたしましたが、多くのお客様に来場いただき人気フォーラムとなりました。

また2013年よりJASISの新企画としてスタートし、この3年間高い評価をいただいた「先端診断イノベーションゾーン」は、新たに「ライフサイエンスイノベーションゾーン」として発展的に継承され、"次世代ヘルスケア"と"先端創薬"をリードする最先端の分析ソリューションを皆様に提供し、好評を博しました。

一方、グローバル化に向けたJAIMAの活動も引き続き活発に行われ、米国のPittconやドイツで開催されたanalytica等に出展、またJASIS 2016ではInternational Conferenceを開催し日本の分析技術や世界の最先端情報を発信いたしました。また新たに留学生を対象としたグローバル交流ゾーンを企画し、留学生と交流を図りました。こうしたグローバル化を見据えた活動を重ねていくことにより、JAIMAの国内外のプレゼンスを高めていきたいと考えています。

政府は「モノづくり白書」において、すべてのモノの情報がインターネットにつながるIoTが世界的な潮流となる中、これらの技術を取り入れてモノづくりの改革を行っていくことが日本企業の急務であると警鐘を鳴らしています。分析機器業界も、日本の製造業を取り巻く環境が大きく変化する中、個々の企業もビッグデータなどを利用した企業戦略を練ることが必要と思われます。私も、会員間の風通しを良くし、連携して当工業会をさらに盛り上げていく所存ですので、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

以上、年頭のご挨拶として種々述べてまいりましたが、私はJAIMAが更に皆様に愛されるような団体になるよう努力して参ります。最後に今年一年の皆様方のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。